1990年に初めて買ったMacintosh SE/30の思い出

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1990年に初めて買ったMacintosh SE/30の思い出

2024/08/14

1990年、私がメーカーへ就職して数年経った頃、どうしても欲しかったMacintosh　SE/30を購入しました。大卒初任給が14.7万円だった当時、中古で買ったシビックと同じくらいの、確か60万円くらいしたと思います。24回くらいのローンを組んだ覚えがあります。

まだWindowsはなく、PC-9801が中心でMS-DOS上で一太郎などのワードプロセッサを使うのが中心だった当時、MacintoshのUIは画期的で、アメリカのソフトウエア技術に興味津々でした。ハード、ソフトを隅から隅まで調べていました。モノクロ画面の一体型Macでしたが、壊れるまで使い続けていました。電源がよく壊れ、何度か自分で修理していました。

40MBのハードディスクと2MBのRAMが付いていました。ギガではなく、メガです。MacのOS（System 6）は、1.2MBのフロッピーディスク1枚に収まる時代でしたので、40MBのハードディスクは巨大なストレージと言う感覚でした。

マルチファインダーと言うOSの疑似マルチタスク機能で、複数のアプリを同時に立ち上げられたのですが、2MBのRAMではメモリ領域が足りませんでした。どうしても8MBに増設したかったのですが、当時はインターネットは無いので、価格相場がわかリませんでした。近所にあったMac専門店に行ってみましたが、8MB-RAMの価格が確か4万円くらいで、買えなかった覚えがあります。1年後くらいにRAMの価格が安くなったときにハードディスクと併せて増設したと思います。

■エミュレータで再現するクラシックMacintosh 私の使用遍歴（Web記事）

このSE/30には、本当に愛着がありました。